實木百葉窗品牌

5 くりから異聞 旅井とり

江戸が太平の世を謳い、武家は刀を置いて久しい時代。田舎武士の三男坊・寅吉は文武両道の逆を生きる。小さなけものと触れ合い、戯れに絵を描く日々。だがとある事件をきっかけに、その穏やかな生活は急変する―。暗躍する人と影。順わぬ民。背中の痣。火の神。しかして与り知らぬ思惑の中、翻弄され行く寅吉の運命や如何に...